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ソフトバンクが2017年シーズンで優勝奪還する理由

ソフトバンクが2017年シーズンで優勝奪還する理由

2016年シーズン、途中まで首位を独走していたのにも関わらず、日ハムに足をすくわれてしまったソフトバンク。まさに背水の陣で臨む2017年シーズンは、2017年4月末時点で4位に位置する。3位の西武とは0.5ゲーム差で、間もなくAクラスに浮上するだろう。2019年まで契約を延長した工藤公康監督と共に、圧倒的戦力で独走をし、優勝することを誓った。

ドラフトと戦力補強の新戦力がソフトバンクの優勝を後押しする

2016年のドラフトで特に注目されたドラフト1位の田中正義を獲得。5球団競合の末に獲得した本格右腕は、春季キャンプで制球難に陥り、慣れない環境での疲労がたまり、開幕は1軍スタートとはならなかった。大卒の即戦力ではあるものの、ソフトバンクの選手層は厚いのでゆっくりと状態を回復し、予想としては夏ごろに1軍デビューを果たすだろう。
最近のドラフト戦略の特徴として、新人選手は高卒から育てる傾向が強い。現に、田中以外の新人選手で2位と3位は高校生だ。2017年シーズンに限っては、ドラフトでの即戦力は田中正義しか見当たらないので、外国人選手の働きが優勝奪還のポイントとなる。
今期の最大の補強といっても良い、外国人選手の加入はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でキューバ代表で圧倒的パワーを見せつけたデスパイネ。2016年まではロッテに所属していたが、3年目の昨季は打率2割8分0厘、24本塁打、92打点と4番打者としては申し分ない成績を残している。かつて、2014~2015年の2年間所属し、連覇に貢献した李大浩に匹敵する活躍を見せれば、独走優勝も現実のものとなる。

若手選手の飛躍でさらに戦力に厚みが増す

新戦力に限らず、今季活躍が期待される若手は多数いる。投手では、WBCに出場した武田翔太と千賀滉大のローテーション入りは確実だ。2015年ドラフト1位の高橋純平の1軍デビューも待っているファンは多いのではないだろうか。野手陣では、U-23代表の4番として打線の中軸を担い、世界一に導いた真砂勇介、リードオフマンとしての呼び名が期待される上林誠知らがレギュラー入りできれば打線にフレッシュさが増す。

また、WBCで悔しさを味わった松田宣浩、同じく内川聖一らベテラン選手の活躍に期待。そして、固定ができていない正捕手の座を誰がマスクを被るのかにも注目したい。

これだけの選手層がありながら、2016年は足元をすくわれてしまったソフトバンクは、優勝を絶対宣言としてシーズンに臨んでいるだろう。

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